2009年10月19日月曜日

山水人2009「まつりが終わった後の会場の様子」【史人】

 今日(10.18)山水人でミーティングがあったので、
祭りが終わった後はじめて行き、会場の様子を見てきました。




メインステージからわくせい広場に向かう小川に沿った道が先日の台風の増水で土手がだいぶえぐれて道が狭くなっていたり、木が川に倒れかけたりしていました。




川の中に作られていた水車が土砂に埋もれたり、川幅がかなり広くなっていました。



またダイバダの清水で水をくもうとおもったら橋がはずれていて、しかたなく靴をぬいで川をじゃぶじゃぶ渡って水をくみました。



DJフロアに行く途中の橋も壊れたそうです。

祭りの期間中に台風が来ていたらけっこうあわてていたと思います。

写真で見てください。



なお建物(母屋)や今年新たにつくったトイレなどには被害がなく、わくせい広場の農小屋がだいぶできつつありました。




あぱっち

2009年10月17日土曜日

山水人2009「スタッフパスと入場証デザイン」by.misato

山水人2009のフライヤーはkotetsu君というデザイナーが毎年作っている。

レイアウトの美しさと繊細さはなかなか類を見ない。
山水人の文字量はかなりの多さで、
それをいつも出来るだけ読み易く作るという難題を、
今年は更に少しファミリー向けにするなど、さらに上手をいく。

私は今年はスタッフパスとまつりの入場証、チケットなどを作らせてもらった。
また、毎日張り出されるお知らせやスケジュール作成。
奥のフロアでDJのオールナイトがある時は、
前日にパーティフライヤーを会場内の至る所へ張り出した。
今回の森の中の奥まったDJフロアでのパーティは
”山水人村内で行われる野外パーティへ遊びに行く”というイメージを出したかった。
思った以上に人は集まって、その場所はかなりいい感じに熟された。
フライヤーはあまり手をかける事が出来ずにかなり簡単なものになってしまったけれど。
来年はもう少し凝れたらいいなと思う。

入場者証は、今までは木材を切って
焼き印を入れるという、とても凝った作りになっていて、
それが2年間続いたので、今年はバッチにする事になった。
ただ単純にまつりが終わっても付けていられるバッチを目指したかった。

山水人の準備中に朽木で作ったこのデザインは、
陽と、木と、水のマテリアル。通し券、前半券、後半券の3種類だ。
作ってみて、意外にも緑色のバッチが気に入った。

山水人2009デザイン

スタッフパスは、今年はラミネートにすることにした。

今回は、ひとめで”スタッフ”と”アーティスト”が分かるもの。
身につけた人の意識が上がるようなもので、

数も出来るだけ管理して、付けている人が目立つようにという事も考慮した。
アーティストのパスはかなり目立ったと思う。がちょっと大きかった。
来年はなににしようか、頭を悩ませよう。
山水人2009デザイン

新月の明日は、久しぶりの朽木へ上がってまた山水人ミーティングが行われる。

山水人は常に続いている。
まるで生活の一部のように。



designと文:misato
http://www.ne.jp/asahi/misato/hirono/

2009年10月14日水曜日

山水人2009「山水人2009の記録をまとめたページ」【史人】

 史人の山水人写真集3をアップしました。
これで史人プロジェクトの山水人2009の記録は打ち止めになると思います。

http://amanakuni.net/album/yamauto2009/album3.html

なお、amanakuni.netの中に山水人2009の様々な形の記録
(写真、映像、音声、pdfファイルなど)にリンクをはったページを作ってみました。
たぶんまだ増えるかもしれないので(地元の方が撮った映像があるそうです)、
最終的にはyamauto.jpの中にそういったページをつくりたいと思っています。
とりあえずバージョンということでご覧ください。

http://amanakuni.net/album/yamauto2009/

あぱっち

ps
先日の台風では山水人の建物には被害はなかったものの、メインステージ横の小川が大水で土手などがえぐられたそうです。
近々山水人に行く機会があるので、様子を見てきてまた報告したいと思います。
(住人の方に報告してもらった方が早いとは思います‥よろしく!)

ps2
youtubeでたまたま見つけたんですが、ゴアギルのプレイや13日のイーリャのパレードなどの様子を写した映像記録が2つあります。
x3flower さんという方が撮影したもので、了解を得てここに追加します。

GOA Gil_Yamauto2009
山水人(やまうと)yamauto09 dayLast 01山水人(やまうと)yamauto09 dayLast 02
DJフロア

ps3
またyoutubeで letusreplay さんという方がゴアギルのプレイの様子と中止のアナウンスの場面を撮ってアップされており、了解を得ましたので紹介します。

yamauto'09 -goa gil-
yamauto`09 -アナウンス-


2009年10月9日金曜日

山水人2009「山水人写真集2」【史人】



会場でとった写真の中から約80枚をおさめたアルバムを作りました。
撮影したのは史人スタッフ&関係者のぺこ、ひとみ、うに、あぱです。

あともう1つアルバムをつくる予定で、
 それでほぼ山水人2009の記録は終わりとなる予定です。

あぱっち

http://www.flickr.com/photos/amanakuni/sets/72157622418855765/



2009年10月3日土曜日

2009年山水人日記 vol.04「まつりで得たもの」 by misato

 朽木のまつり「山水人」が終わって、しばらく放心していたら
ふと何もしなくてもどこまでもいけてしまう自分に気付いてしまった。
結局はすべて自分の責任で、自分がやるしかないという事を私は既に知っている。
もったいぶって、大切に守り続けていた重い重い鉄のような一歩は、
実は本当はなんてことないただの一歩だった。
一歩踏み出して、そうしたらまた次の一歩。
ただ無心に歩くように。実はそれはとても簡単で、たいした事のない話だ。
一歩ずつ前を向いて歩くこと。
ただそれだけで毎日素晴らしい風景が通り過ぎていく、
そしてその度に感動が心を震わせる。生きている実感とはおそらくこういうものだ。

大きなまつりは決してひとりでは出来なくて、
雑草を刈ったり、トイレの設置や水道の工事や、ステージや様々な人が住む沢山のTIPIの設営や、
フライヤーを配ったり、入場者証を作ったり、台所の準備や、畑の収穫や、後片付けや。
アーティストや様々な人が参加して、表現して、体感していく。
みんなで作らなければ決して感じることの出来ない経験。
それぞれの一歩はひとつになって大きな大きな一歩になる。様々なものを巻き込んで。
とても貴重で大切な体験だ。

山水人2009

進むという事は決して派手な事ではなくて、ただの日常だ。
一歩を踏み出すことは実はとても軽くて簡単で、そしてとても地道なもの。
”電気のない日”の始まりに、大人数で二手に分かれてロープをひっぱり合い、
そのロープの中心にある木の軸の先端が摩擦によって削られて、
そこに小さな小さな”火”が生まれた。

小さな火は次第に大きな木に燃え移り、最後には大きな大きなたき火となった。
それはライターで簡単におこせる火とは明らかに違うと、だれもが感じただろう。
人々の力や思いが籠められた火は、とても神聖でありがたいものだった。

ワープしようとすれば、その分何かが犠牲になる。
畑に農薬を使うのは、時間や手間を省く為だ。
手で植えられた一粒一粒の米は、先日立派な黄金色の稲穂となって刈り取られた。
山水人玄米の餅つき大会は、石取りから食べるまでに様々な人によって共に形作られて
スタッフやお客さんの境目がない、最高の食事となった。
日々それはそれは大きな釜によって、みんなのご飯がまかなわれた。

山水人2009

母屋の台所は色々な人で生き生きと活気づいていて、
女性によって山水人で生まれた天然酵母で美味しいパンやお菓子が次々に焼かれていった。

人が関わる以上、必然的に起こる様々な問題の中で、
焦ってとりあえず前に進もうとせずに、ひとつひとつを確認して
ゆっくりと確実に先に進まなければならないということを知る。
何よりも難しい問題は、一体何が間違っているのか実際には誰もわからないという事なのだ。
どの選択肢も、結局はそこに存在する。
それは関わっているみんなで話し合って、みんなの心に聞くしかない。
全ての問題は、間違っている間違っていないで判断するのではなく、
まだまだ続く未来の為に、じゃあ私たちはどうすればいいのかを考えるべきだ。
10年先を見よう。私たちが生きる遥か昔から存在する、樹々や美しい水が教えてくれる。
誰もが美しい自然を愛している。

山水人2009

大きな大きな問題はみんなの共通経験として、私たちは確実に大きく前進しただろう。
話し合い大きな一歩を踏み出す事で、意識は心から深く繋がっていった。
自信を、私は今回の「山水人」で得ることが出来た。
それは人生において本当に大切な経験だった。

毎年遊びに行っていた「山水人」は、
今年のスタッフをきっかけに私の一部となった。
山水人は形がなく、とても有機的だ。実際どうなるかは誰も分からない。
それぞれがやりたいことをやるしかない。まっすぐに前を向いて。
そうすれば打てば響く水の様に、意識は確実に伝わっていることを体感する。
喜びや嬉しさや、様々な素晴らしい出会いが周りに溢れている事に気付くだろう。

私は、生まれてよかったと心から思う。

山水人に、美しい朽木の自然に、周りの友人たちに、
親に、自分自身に、感謝しよう。


写真と文:misato
http://www.ne.jp/asahi/misato/hirono/

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■山水人2009【前半】写真 Slideshowhttp://www.flickr.com/photos/29741193@N08/sets/72157622423914146/show/

■山水人2009【後半】写真 Slideshowhttp://www.flickr.com/photos/29741193@N08/sets/72157622300579593/show/

※枚数がかなり多いので、右上Optionsより“fast”を選択してください。   

   また画像が荒くなりますので、□のチェックは全てはずしてご覧下さい。

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2009年10月2日金曜日

山水人2009「山水人写真集 by あすか」【史人】



タイのニュームーンビレッジ住人のあすかさんによる写真アルバムをつくりました。
9月4日からさいごまでいて1000枚近くを撮ってくれた中から約130枚の写真を選びました。

表示されているサムネイル画像をクリックして1枚1枚選んで見ることもできますし、ページ右上にある「Slideshow」をクリックしてスライドショー形式で見ることもできます。

あぱっち


こちらからどうぞ!
http://www.flickr.com/photos/amanakuni/sets/72157622499738648/